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  • 執筆者の写真Yoshito Yasui

南の窓は暖房器具がわり

更新日:2019年7月3日


2018年のクリスマスは晴れ。

冬の晴れの日はカーテンを開けて日光を取り込みます。

南側バルコニーに面したWIC、家事室

日当たりの良いWIC(ウォークインクローゼット) 兼 家事室。 花粉症なので、洗濯は室内干しです。


上の写真のサーモグラフィー画像

白~赤が温度の高い場所、青~黒が温度の低い場所です。白が35℃、黒が25℃を表しています。


全ての窓にペアガラスの樹脂製内窓を付けていますが、南面窓だけはLow-Eガラスを使っていません。


冬に太陽熱を室内に取り込むためです。Low-Eガラスで太陽熱をカットしたら勿体ない。 太陽熱は暖房器具がわり使います。



 

各室と外気温のグラフです。 エアコンはつけていませんが、外気温が4.8℃~9.3℃に変化しても、室内は19.2℃~21℃に保たれています。(断熱リフォームをしているので熱が逃げにくい) 参考までにこの部屋のスペックは Ua値:0.29

換気システム:「せせらぎ」(パッシブエナジージャパン製熱交換型)

です。


寝室も南面なので、日光が室内に入る10:00~16:00で徐々に室温が上がります(グラフの黄色)

参考までに、21時前頃からLDK(グラフのオレンジ色)の室温が上がるのはガスコンロで調理をしたからです。


同時刻の寝室

同じくサーモグラフィー画像、ベッドのあたりが暖まっています

断熱性能が優れていれば、このくらいの室内外の気温差があっても、晴れていればエアコンをつけなくても寒くはなく、日射熱と調理や家電から出る熱だけで快適に過ごせてしまいます。


逆に夏は暑いんじゃないの?・・・と言われそうですが


夏は太陽の位置が高いため、上の階のバルコニーが日射を遮ってくれます。


このようにエネルギーを無駄に使わず、自然の力を巧く活用する手法を「パッシブ・デザイン」と言います。


住まいの省エネが重要になっています。「パッシブ・デザイン」という考え方、覚えておいて下さいね。


使用した機材

iPhoneに取り付けて使える手軽なサーモグラフィーです。Android用もあります。あちこちの温度が目で見て分かって楽しいです。



リーズナブルな温度・湿度計データーロガー。置いた場所の温度と湿度を記録します。amazonで購入 15分ごとに記録する設定にしています。データーは付属のUSBケーブルでPCに専用ソフト(英語)を使用してExcel形式で取り込んでいます。


センサーの精度のばらつきは専用ソフトで校正できます。±0.1℃になるように調整して使っています。


日本語の取扱説明書もあります。



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